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パリで観た映画「麦の穂をゆらす風」

海外旅行では毎回現地で映画鑑賞することを楽しみにしていますが10月上旬のパリ旅行では2006年カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高作品)賞を受賞した「麦の穂をゆらす風」を観ることができました。

この作品は1920年代のアイルランドの独立から内乱を村人たちの視線で描いています。毎回日本語字幕なしの鑑賞には物語が理解できない点も多いですが、この作品は冒頭より観ている者を村人の一人として物語の中に引き込んで日本語字幕なしを忘れてしまうほど言葉の壁を超越した見事な演出でした。

タイトルは劇中でも歌われるアイルランド民謡で、悲劇的な歴史をアイルランド、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン各国出資により映画化されました。

カンヌ映画祭では上映終了後に観客全員が涙とともに10分を超えるスタンディングオーペションが続き、審査員全員一致で最高作品賞に決まりました。監督のケン・ローチはイギリス人が反英映画を撮ったと議論の的になりましたが映画は全ての世界紛争に関わった市民に通じるテーマと感じました。

ただしかなり重い作品なので、当日パリ市内を歩き疲れた状態で観る映画としてはかなりきつかったです。

当日は「ダ・ビンチ・コード」のロケ地ルーブルやサンシュルピス教会を見て、またオルセー美術館や買物袋3つを持ってのノートルダム寺院頂上へ上ってからホテルへ帰ってから映画「アンジェラ」ロケ地のリヨン駅を見てからシネコンまで歩いて行ったため映画館では眠ってしまうほど疲れていましたが眠ることができないほどのインパクトで寝ている時は夢に出てきてうなされました。

アイルランド紛争は風と共に去りぬ続編で米英側の視点で描かれていますがアイルランド側から描かれたこの作品を観ると背景が理解できます。
来月公開の「硫黄島からの手紙」は日本側から描き「父親たちの星条旗」は米側から描いていますが、この作品で監督のクリント・イーストウッドはもう一度アカデミー賞を受賞して引退するつもりだそうです。2007年の米アカデミー外国映画賞は邦画「フラガール」にぜひ受賞してもらいたいですが「麦の穂をゆらす風」が有力と思います。

上映は11月18日より東京や主要都市より始まりますが名古屋でも公開してほしいです。

/ENERGIZE!2006nbk_134

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